秘密主義のサブマネちゃん。 (ページ18)

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「僕がふっかさんみたいに大人だったら、めめみたいに経験値があったら、Aちゃんにも振り向いてもらえるの？」

『急にどうしたの、ラウールくん』

「僕だってもう19だもん、一応成人男性だよ。Aちゃんが何歳なのかは分からないけど僕ももう子供じゃないもん」

いつまでも子供扱いは嫌だ、って駄々をこねるあたりまだ子供なのかもしれない。あぁ、Aちゃんを困らせちゃった。

『ごめんね、子供扱いをしてる訳じゃないの。それだけはわかって欲しいの、そう感じるように接してたらごめんね』

「…うん」

納得のいく答えは多分これ以上いっても貰えなさそうだ。

『皆、私が絶対みんなのことを好きにならないっていう前提だけどそれでも一緒にいるんだよね』

「どういうこと？」

『まぁでも私はそれでもいいと思ってる、バレないならともかく匂わせのすごい女のコとかと絡むよりかはマシかなって思ってる』

正直ちょっと、何言ってるのか分からなかった。いや、ちょっとどころじゃないんだけど。

『何人もの人を愛せるほど器用なオンナじゃない。2人の時はその人に気持ちをちゃんと向けるけどずっと続く訳でもない。ラウちゃん相手に何言ってんだろうね、ごめんね。忘れて』

やっぱりAちゃん、好きな人いるんじゃ…、