秘密主義のサブマネちゃん。 (ページ12)

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「はぁ、Aちゃん不足だから俺」

『最近の私の記憶だと蓮くんと一緒にいる時間が1番長いよ、きっと』

「あー、そんなんじゃ満足出来ない」

車に乗る前に後ろから抱きつくと香水の匂いがふわっと香る。あ、これ俺があげたやつじゃん、付けてくれてるんだなって嬉しくなる、こういう気遣いがいちいち可愛い。

『ね、車に乗れないんだけど』

「今ちょっとだけ充電中」

『蓮くんのおうちに戻ってからいくらでも出来るのに〜』

「俺は今したいの」

口ではもう〜とかいいつつも全く抵抗しないし前で組んでる手を繋ごうとするの。ドラマとかでこういう感じのシーンあるんだけど最近はずっとAちゃんにしてるって思って勝手にやってる。そうするといいね、なんてよく褒められるようになった。想像じゃなくて本人にする時がやっぱり一番いいんだけどね。はぁ、かわいい。

『今日はあまえんぼだ』

「Aちゃんにはいつも甘えてる気がする」

『私もそう思う、なかなか見ないから好きだけどっ』

あーもうそうやってすぐ期待させようとしてくる、俺の思う隙とAちゃんの中での好きって全然違うんだよね。好きって言われて嫌な気持ちはしないけど。

『いつも蓮くんはメンバーに甘えられる側だから、新鮮だよ』

今度いつかほかのメンバーにも甘えてみて、なんて言うけどAちゃんだから甘えてるってこと、本人は知らないんだろうけど。