秘密主義のサブマネちゃん。 (ページ14)

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紫.

「やーっと俺の番じゃん、ずっと待ってたよAちゃん」

『うわぁ、ふっかさんはそうやって女のコを落としてきたんですね、よく分かりますはい』

「棒読みでそんな事言われても全然信じられてないと思うよね、わら」

いつもおいで、なんて言うけど結局年下のラウールとかめめとかに独占されちゃってAちゃんと話す機会って実際そんなにない、だから一対一じゃないとゆっくり話せない。

決まっていつも俺の家いってのんびりしてる、仕事終わりはね。たまに俺がoffの時は買い物に付き合ってもらう時もあるけど最近Aちゃんが忙しいみたいでオンラインで済ませちゃう。

「俺さー、Aちゃんのこと好きだよ」

『ふっかさんって、ほんとにずるいね、ってよく言われない？』

「そういうAちゃんの困った顔も、好きだよ」

『私が答えられないの、わかってるくせに』

ポケットからAちゃんはタバコを出すと、俺にライターつけてってジェスチャーしてくる。可愛くお願いしたらいーよ、っていうとその通りに可愛くお願いしてくるから炎をタバコにうつしてあげる。あんまり、すってほしくないんだけどね、