レコーディング�� ページ49
WZ「十分努力してるのは知ってるけどもっと頑張って欲しい。そしたらもっと曲の幅が広がると思うから」
ウジの真剣な言葉に、ハッとしてウジと目を合わせる。
昔、ウジに言われたことを思い出す。
私の高い声が入ることを嫌がって初期の頃は無理矢理低い声で歌ったりしていた。
それについては「喉を壊すし、無理するな」めちゃくちゃウジに怒られた。
「Aヌナの声は綺麗だし、それが良さになる。楽曲の強みになる」と同時にコンプレックスだった声を褒めてくれた。
普段はあまりベタベタしない上に愛情表現も少ないけど、ウジはいつも言葉にしてストレートに思いを伝えてくれる。
ある意味かけ引きなんて無いから楽だ。お世辞なんて絶対言わない子だから褒められるとすごーーーく嬉しい！
苦手意識を持ってる歌のことだと尚更嬉しい。
「ウジがこうして褒めてくれるからもっと頑張って良いものにしたいと思えるんだよ。いつもグループのために良い曲を作ってくれてありがとう。そしてこうして遅くまでレコーディングにも付き合ってくれてありがとう。もう私たちメンバーにとって当たり前になってきてるから改めてね…？作詞作曲なんてすごいことだし、毎回最高の曲を届けてくれる天才だよ！！ありがとう。無理だけはしないでね」
WZ「ふふっ、うん。ありがとう」
感謝の言葉が恥ずかしいのか被っていたキャップを深く被り直す
「んふふふふ、昔も今もずっとジフニの作る曲のファンだよ」
WZ「うん、それは十分聞いたし、わかってる」
「定期的に言っとかないね！」
WZ「はいはい」
WZ「もう遅いから一緒に帰ろう」
「うん、ご飯は食べてかないの？」
WZ「久しぶりにヌナが作ったもの食べたいんだけど」
「いいよ。何食べたい？」
WZ「ご飯に合うもの」
「わかった。じゃあ早く帰ろう。お疲れ様でした。ありがとうございました」
プロデューサーとしてのウジに挨拶をしてお礼を言う
WZ「お疲れ様」
ウジのこのお疲れ様で私たちのレコーディングは終わる。
帰り支度をして会社までマネヒョンに迎えに来てもらう
そして二人でマネヒョンのお迎えの車に乗って帰る二人きりの時間も特別
歌に対するアドバイスだとか最近の音楽業界とかアイドル曲について語れるのはウジ位なのでついつい喋り過ぎちゃうので宿舎に着くのもあっという間に感じる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1440人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむ
| 作成日時：2021年8月18日 23時
