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「でも、まあ」
「・・・」
「僕ならそんな顔はさせないよ？」
先輩の手が私の頬を撫でる。
「僕なら好きな子をこんな顔にさせないし、寂しい思いだってさせない」
「え、ちょ、先輩・・・っ」
「・・・なんてね」
そしてパッと離れる手。
先輩の手が離れて少しホッとする。
「だって僕と話してる時とシュガさんと話してる時の表情違うもんAちゃんの」
「あーあ」と言う先輩に自分って分かりやすいのかな、なんて思う。
私は、改めてユンギという存在の大きさを知ったし
喧嘩して話さない日とかすごいやだったし
実は部屋に呼ばれるたびに少し嬉しかったとかさ。
気付いてたのに。
「私・・・」
「うん」
「ユンギのこと、本当は昔からすごい好きなんです」
「うん」
「でも、私・・・」
「うん」
「ユンギと関係を進めるのが怖かった・・・」
「・・・うん」
涙がポロポロ出てくる。
初めて言えたこの気持ち。
暖かくて、優しくて、ユンギが好きってこの気持ち。
「初めからそれ言えばかわいいものを」
「うっ・・・」
「仕事にプライベート入れ込みすぎだからね二人とも」
ソンジュン先輩がグイッとワインを飲んでガタっとグラスを置いた。
「僕一人で飲み直してくるからAちゃんは帰りな」
「え・・・っ、でも・・・」
「第一お酒飲んだ時点で君のこと車で送れないから。遅くなっちゃうし。ちなみに僕酔うとめんどくさいよ。それでもいいなら」
「か、帰ります・・・」
「ん、そうしな」
そそくさと帰る準備をしくるっとまた先輩の方を向く。
「先輩」
「・・・ん？」
「ハッキリ言ってくれてありがとうございます。すっきりしました」
「どういたしまして」
またいつもの笑顔に戻った先輩にホッとして
「ありがとうございました」と声をかけ店を出る。
とぼとぼと駅の方に向かって歩いてボーッとしながら電車のホームに立つ。
「すなお・・・かあ」
素直になる。そんなことわかってるんだけど。
どう素直になっていいかがわからない。
いまさら・・・なのかもしれない。
「うわあああネガティヴだ」
頭をワシャワシャとかきむしってうおおおおと叫ぶ。
側から見たら酔っ払いの何かにしかみえない。
そんな恥ずかしい自分に嫌気がさすが、電車がちょうど来たので乗り込む。
乗り込んでつり革に捕まり景色を見る。
ああ、ユンギ今なにしてんのかな。
そしてふと、昔のことを思い出す。
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ナイトウルフ - 「トイレぐらいゆっくりさせて！」 「うんこ？」 「違うわ！」でめっちゃ笑いました！笑 笑いがある中でなんかこう、、、感動があったのでとても楽しく読むことができました！！素敵な作品をありがとうございます！！続きまってますっ！ (8月1日 10時) (
レス) @page50 id: 9130adbc3c (このIDを非表示/違反報告)
チョコタピ - 読ませていただきました。とても面白かったです!!続きがすごく気になります！！！！！今からでもいいので続きのお話書いていただけないでしょうか？お願いします！！！！！！！ (2020年1月7日 1時) (レス) id: 134d122770 (このIDを非表示/違反報告)
サヨナラちゃん - 続きがすっごく気になります！ (2018年10月16日 12時) (レス) id: d0f1b6040a (このIDを非表示/違反報告)
Ｖ - とてもキュンキュンしました！この小説大好きです！ (2018年3月27日 0時) (レス) id: 7bf3b435d4 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 更新たのしみにしてますね！ (2017年12月3日 20時) (レス) id: b88bd76db6 (このIDを非表示/違反報告)
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