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「なんだよ」
手を握ってきたのはAで。
とても泣きそうな顔をしていた。
「なんであんなひどいこと言ったの」
「・・・・」
「ユンギが話しかけんなって言ったんじゃん」
「・・・」
「それなのに先輩に私がイケメン見ると見境なく手を出すとかありもしない話言ってさ」
「・・・・」
「私のこと嫌いすぎでしょ・・・」
違う、嫌いじゃない。
全然嫌いじゃないんだ。
嫌いじゃないのに、それを素直に伝えることが出来ない俺はとてもムシャクシャしてイライラする。
「・・・はぁ？」
俺の口から出てきた言葉は冷たいものだった。
一瞬Aは顔が強張ったが負けじと睨み返してくる。こんな顔でもなんか愛おしいと思うのは俺は病気なのだろうか。
「お前がヘラヘラヘラヘラあの男の前でしてるから悪いんだろうが」
「なにそれっ」
「忠告しただけだよ。別に」
あーあ。
テヒョナみたいにストレートに「お前が他の男と話しててムカついたんだよ」とか言えたらいいのに。
なんで俺は言えないんだろう。
「・・・・ユンギのバカ」
Aはそのままバッとどこかに行ってしまい俺は一人でポツンと部屋に残された。
ここまで喧嘩したのって高校生以来？
高校のときはあいつが当時付き合ってた彼氏にあいつが俺の家に通ってること告げ口したら別れて、すげー怒られたんだよな。
全て嫉妬から出る行動。
俺は本当にガキだからそういう風じゃないとあいつを他の男から守れない。
「はぁ」
ため息と嫌悪感でたくさんの気持ちを外に出したい。すると、コンコンとノック音が響いた。
バッとむくとナムジュンが立っていた。
「・・・ヒョン」
「ナムジュンかよ」
「大丈夫？」
「別に・・・」
ナムジュンは俺の横に立ち、「ヌナ、さ」と続けた。
「泣いてたね」
「・・・・」
「ヒョンは好きな人を泣かせるのが趣味なの？」
「・・・好きなんかじゃ」
「いいから、素直になって」
「・・・・・趣味じゃない」
ナムジュンはふぅ、とまた息を吐き俺を見た。
「ヌナは気づいてないよね。ユンギヒョンの気持ち」
「まぁ」
「伝えないの？」
「伝えられねぇだろ」
「でもそろそろ伝えなきゃ」
取られちゃいますよ？
ナムジュンのその言葉が深く深く胸に刺さった。
「ヌナだっていつまでも側にいてくれないんだからそろそろ甘えるのやめなきゃ」
「・・・」
「どうやって伝えるか考えないと」
あーあ。気付かないふりしていたこの気持ち。
さらけ出されたよ。
これからどうするかな。
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ナイトウルフ - 「トイレぐらいゆっくりさせて！」 「うんこ？」 「違うわ！」でめっちゃ笑いました！笑 笑いがある中でなんかこう、、、感動があったのでとても楽しく読むことができました！！素敵な作品をありがとうございます！！続きまってますっ！ (8月1日 10時) (
レス) @page50 id: 9130adbc3c (このIDを非表示/違反報告)
チョコタピ - 読ませていただきました。とても面白かったです!!続きがすごく気になります！！！！！今からでもいいので続きのお話書いていただけないでしょうか？お願いします！！！！！！！ (2020年1月7日 1時) (レス) id: 134d122770 (このIDを非表示/違反報告)
サヨナラちゃん - 続きがすっごく気になります！ (2018年10月16日 12時) (レス) id: d0f1b6040a (このIDを非表示/違反報告)
Ｖ - とてもキュンキュンしました！この小説大好きです！ (2018年3月27日 0時) (レス) id: 7bf3b435d4 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 更新たのしみにしてますね！ (2017年12月3日 20時) (レス) id: b88bd76db6 (このIDを非表示/違反報告)
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