2 ページ2
ミンユンギは昔から自分勝手だ。
小学生の頃から奴を知ってるけど本当に昔から私は振り回されてばかり。
小学生「宿題見せろ」
中学生「コーラ買ってこい」
高校生「バスケの試合見にこい」
今「作業室こい」
等、様々な命令をされ、私はその度に抵抗するのだが毎回毎回後が怖すぎるためしぶしぶ彼の言う通りにして過ごしている。
私のその対応に味をしめてまた何か言ってくる・・・の繰り返しで。
ユンギは世間一般でいうアイドルだ。
防弾少年団と言うヒップホップアイドルグループのラッパー、らしい。
もちろんファンにはこの上なく素晴らしい愛嬌をふってふってふりまくってしまいにはそのストレスがこちらに来るのだ。
呼び出しと言う名の形になって。
呼び出されて何をするかというと、とりあえずユンギのお茶を持ってきます→肩を揉みます→ユンギの側にいて作業をぼーっと見てます→お茶のおかわりを持ってきます→ぼーつとしてます
の繰り返し。
・・・そうなんだよねあまり会社と変わらないんだよね。そんなことはわかってるんです。私の人生みたいだなって思うでしょう？うるせーよ。
そんな私は今日は仕事もお休みだし遊ぶ友達もいないのでレッドブル片手にユンギの宿舎の前にいます。
「ユンギ見つけた瞬間にこのレッドブルを投げつけてやる・・・」
インターホンを押し、「はーい」という声につられ中に入るとしっかり者の防弾少年団のリーダー、ナムジュン君が出迎えてくれた。
「ヌナ、こんにちは。今日もユンギヒョンに呼ばれたの？」
「ナムジュン君。そうなんだよー、ユンギ毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回突然だから本当に困っちゃって」
「あはは、ヌナも大変だね。さぁ、中へどうぞ」
「ありがとう」
メンバーとはこうやって私が宿舎に出入りしてるうちに仲良くなった。最初は「なにこのブスと同じ空気吸いたくない無理」みたいに扱われてたけど何回かあってるうちに自然と溶け込めた。
ナムジュン君は慣れた手つきで中へ招いてくれて、「出来たリーダーだなぁ」と感心しながらナムジュン君へ着いて行く。
「ヌナはもう俺たちの仲間同然だから合鍵でも作る？」
「またまたぁ。リーダージョークですか？私ファンにバレたら速攻消されますよ〜ははは」
「ジョークじゃないんだけど・・・」
苦笑いのナムジュン君に「ありがとう」と声をかけて着いた。
奴の城。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2863人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイトウルフ - 「トイレぐらいゆっくりさせて！」 「うんこ？」 「違うわ！」でめっちゃ笑いました！笑 笑いがある中でなんかこう、、、感動があったのでとても楽しく読むことができました！！素敵な作品をありがとうございます！！続きまってますっ！ (8月1日 10時) (
レス) @page50 id: 9130adbc3c (このIDを非表示/違反報告)
チョコタピ - 読ませていただきました。とても面白かったです!!続きがすごく気になります！！！！！今からでもいいので続きのお話書いていただけないでしょうか？お願いします！！！！！！！ (2020年1月7日 1時) (レス) id: 134d122770 (このIDを非表示/違反報告)
サヨナラちゃん - 続きがすっごく気になります！ (2018年10月16日 12時) (レス) id: d0f1b6040a (このIDを非表示/違反報告)
Ｖ - とてもキュンキュンしました！この小説大好きです！ (2018年3月27日 0時) (レス) id: 7bf3b435d4 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 更新たのしみにしてますね！ (2017年12月3日 20時) (レス) id: b88bd76db6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
