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ことのあらましを全て友人たちに話すと大爆笑された。
「あんたそんなこと言ったの！？」
「ウケる」
「1週間で！？なんで1週間にしたの！？」
うん、わたしももし逆の立場だったらお腹を抱えて笑っていたかもしれない。
「でも勇気だしたじゃん。」
『お褒めにあずかり光栄でございます…』
「とりあえず作戦練らなきゃね」
「まぁAが好きなようにやるのがいいよ」
1週間で落とすとは言ったものの、これといったテクニックがわたしにあるわけでもなく、かわいいわけでもなく…
「というか、ジョンデ先輩はまだ好きな人がいるわけなんでしょ？その女は一体どんなヤツなの？」
『うーん。美人。スタイルいい。なんかサバサバしてて、見てて気持ちのいい感じ！』
「恋敵のことそんなに褒める女あんたぐらいじゃない？」
「てか……それ勝ち目あるの？」
「誰がかかっても勝てそうな気がしないんですケド。」
「A、先輩が呼んでる」
え、と振り返ると
「やっぱりもう食べてたか〜」と悔しそうな顔をするジョンデ先輩が。
『ジジジジジョンデ先ぱ、ごほっ』
「詰まった！おそらく気管に米粒が詰まった！！」
「A落ちついて！お茶飲んで！」
「えっ、なんかごめん」
なんだなんだ、と周りからも凄い目で見られるし、「あの人かっこいい」なんて女の子がキャッキャと色めき立ってるし、なんだかもう、無念。これに尽きる。
『な、なにかご用でしょうか！ジョンデ先輩！』
「…用もないのに来ちゃだめ？」
そんな可愛く頭をこてん、と傾げられても、目に毒でしかない！かわいい！ずるい！わたしもそれしたい！ちがう！
「なんてね〜、まだお昼食べてないならいっしょに食べよう〜って思ったけど、もう半分ぐらい食べちゃってるね」
『いやいやいやいや、大丈夫です！ここからが本番なんですよ！ここからデッドヒートしていくんですよ！』
「…〜〜〜っ、はははは！本当におもしろいなAは！げ、芸人さんになれそう！お腹痛いよ〜！」
顔が熱い。顔面に熱が集まっていくのがわかる。うわぁ、またわたし何か変なこと言ったのかな〜。やらかした〜。
「A、あんたってどうしてこう女らしく振る舞えないの…」
「もうその点に関しては諦めた方がいいのよきっと…」
「ファイティン…」
恋愛的にはダメダメかもしれないが、ジョンデ先輩がこんなに笑ってくれるなら芸人でも悪くないかと、思えてしまうぐらいには、わたしはジョンデ先輩が好きなのだ。
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はな(プロフ) - すごく素敵なお話でした！ (2017年3月27日 6時) (
レス) id: d0f5a1909d (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 終わっちゃったー(T ^ T)と思ってたら、第2章があるんですか！！めっちゃ楽しみにしてます(●´ω｀●) (2016年9月20日 5時) (レス) id: 2f3c87829d (このIDを非表示/違反報告)
Saki(プロフ) - 今日見つけて一気に読んじゃいました！続編楽しみにしています（≧∇≦） (2016年9月10日 0時) (レス) id: 972655b531 (このIDを非表示/違反報告)
miumiu＊(プロフ) - うわぁ！セフンの番外編、とても楽しみにしてます！！ (2016年9月6日 23時) (レス) id: a7167be795 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - こんにちは！連載お疲れ様でした！最終回がすごく良かったです（ ; ; ）続編楽しみにしています！ (2016年9月6日 2時) (レス) id: e1b9d5ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえる | 作成日時：2016年8月18日 16時
