白い犬を拾いました【五条悟】

悟の気持ち ページ10

僕は元々人間だった。
それこそ呪術師として今まで戦ってきた。
でも今はなぜか犬になっている。
それに呪霊を見ることもほとんど無くなった。

たまに４級がちょこっといるくらい。そういうときは尻尾で叩き殺してる。

何かしらの力で犬になったんだろう。術式とか。
犬になっても無下限呪術はあり、六眼も機能している。目隠しかサングラスがほしい…。




と、まあそんな僕にも飼い主がいた。それなりに可愛がってもらっていたが、元々犬になった時、行く宛もなく彷徨っていたから拾われた身だ。だから捨ててもいいのだと思ったんだろう。

僕の名前は犬になった時になぜかピンポイントで五条悟と名付けられた。


捨てられた路地裏を徘徊していたら、誰かが入ってきた。幸い眼がいいので見てみると優しそうな女性がこちらに向かってくるのが分かった。

悪いことはされないと分かっていたから飛びついて驚かせてあげた。さあどうだ可愛いだろという気持ちで。


僕の可愛さにやられたのか家に連れ帰ってくれた。
それからは沢山かわいがってもらった。ちょっと可愛い仕草をすれば甘やかしてくれる。


流石に動物病院で硝子と恵に会ったのはびっくりした。多分ここは僕が元いた所とは違う世界なんだろうなと想像がついた。



彼女の反応が面白いから、調子に乗って絵の彼女の名前の横に♡をつけたら本人は無意識で鼻血を流していた。



Aが会社から帰ってくるまでにサングラスを見つけよう。そろそろ眼が疲れる…。
サングラスつけてるの見たらどんな反応するかなと期待しながら一人でムフフと笑った。

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