白い犬を拾いました【五条悟】

今更 ページ32

私がお風呂から出た後、悟がお風呂に入った。
そのまま寝ようと思ったがここで問題発生。


『悟、どこで寝るの？』


そう、前に夕飯を悟に作ってもらった日は、悟が食器を洗っている間に私が疲れすぎててすぐに寝てしまった。
だから私は悟がどこで寝たのかしたらない。


悟「え？Aのベッドじゃないの？前そこで寝たけど。」


嘘でしょ…

こんな顔のいい人と知らない間に寝てたんだ。
唖然としている私に悟が話しかける。


悟「ちょっと寝る時に抱き着いちゃったけど、寝心地良かったよ。」


『抱きついたんだ…』


あれだ、多分悟は距離感がバグってるんだ。
そうじゃないと普通しないもん。


『今日もそれやるの？』


悟「え？うん。」


まじか。
ほら布団入って！と悟に催促される。
え、今から抱きついて寝るの？


『悟、流石にちょっとそれはよろしくない…』


悟「えー、今更じゃん。」


今更って何！？
意識ない時に勝手に抱きつかれただけで今更になるんだ。何その事後報告。


と思いつつも渋々ベッドに入ると、悟も入ってきた。
謎にダブルを注文してしまったので、悟が一緒に寝れるスペースはある。

流石に向き合うのは、彼氏がいた事もない私にとってハードルが高すぎるし、まず何より悟の顔面を寝る時に直視すると寝れないと思うので悟に背を向けて寝る。


悟「なんでこっち見ないの？抱きついていい？」


と色々言ってくるが無視。
抱きつくとか頼むから私の意識が無い状態でやってくれ。と切に願って、ブーブーという悟にキュアしばばんを渡す。


『それに抱きついて寝て。』


それをいうとそれ以降悟は喚かなくなった。
キュアしばばん強いな。

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