白い犬を拾いました【五条悟】

やらかし ページ15

悟との楽しい休日が終わって、会社が再開した。
また悟と離れちゃうのかと残念に思いながらも重い足取りで会社に向かう。


今日も早く終わらせて悟とムフフ…

会社について自分の席に座ると、隣の七海さんが話しかけてきた。


七海「なにか良いことでもあったんですか？」

え、顔に出てたかな…？


『分かります…？』


七海「えぇ。とても頬が緩んでますから。」

そんなに変な顔してたんだ…。周りから変な目線を感じなかったけどな…。


『実は、私犬を飼い始めたんです。その子がすごく可愛くって。』


と七海さんにペラペラと話す。
一通り話した後、七海さんを見てしまった、と思った。マシンガントークをしてしまった。

たしかマシンガントークって嫌われる人間の典型的なやつだったんじゃ…。あれ、違うっけ。



七海「益田さんが楽しそうで何よりです。ずっと犬が飼いたいと言ってましたもんね。」




やさしぃいいい！！
思わず目を光らせて七海さん大好きです！と言ってしまった。

目の前の七海さんは目をパチクリさせて、周りの社員は少しざわついていた。
部長がおめでとう！と冷やかし始めると周りの人達が次々におめでと〜と言い出す。



やらかした。


『あ、な、七海さ、ごめんなさい…』


七海「いえ、素直に好意を伝えられたのは初めてですので驚きましたが。返事は考えておきます。」




勘違いしてらっしゃるー！！！
この空気じゃ絶対に違います違う意味なんですなんて言えない。そうだ、会社終わった後に少し良いですかって聞こう。そのときに勘違いだと教えよう！


拝啓、悟へ


帰るの遅くなりそうです


　 敬具

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