Episode.2 ページ3
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いつも通り公園で、ココアを飲みながら
ランニング中のシルクさんを待ち伏せ。
今日も今日とてちゃんと目標がある。
私は、心の中で一人意気込んだ。
( …今日こそシルクさんにライン聞くぞッ! )
毎朝こうして話してるだけじゃ物足りない。
大好きな人にはおやすみだって言いたいじゃないか。
…想像するとかなりニヤけてしまう。
シルクさんの文面、( ツイッターで見る限り )きっと凄く可愛いんだろうなあ…
「あああっ、シルクさんちょちょちょ！」
「…たまには気付かないフリしろ」
「私の目から逃げるなんて100年早いですよ!?」
うっとり妄想していた私の目の前を、何食わぬ顔で通り過ぎようとしたシルクさんの肩を掴んで引き止める。
シルクさんは私の顔を見るなりめっちゃ嫌そうな顔をしたが、めげずに話しかける。
「用がねーなら行くぞ」
「あーりーまーすー！」
いつになくイライラモードのシルクさん。
ちょっとハラハラしたけど、私はなんとか話題を持ちかけることが出来た。
ポケットから携帯を取り出した瞬間、シルクさんは私から露骨に目線を逸らした。
「…なんとなくイヤな予感するから帰るわ」
「ぜーったい行かせませんから！」
「何、ライン交換しろって？」
「イエス！！」
「お前うぜえなあ」
____…げ、撃沈。
意外とこの方、私に似て頑固のようです。
でも私だってそう簡単に譲るわけには行かないんですシルクさん！！
「シルクさんお願いします…これからもっとちゃんとした愛を伝えますからっ」
「ちゃんとした愛って何だよ」
…1分くらい考える素振りを見せたシルクさんは、突然がしゃがしゃと頭を掻きむしって。
私の携帯を強引に奪うと、ふるふるで5秒程度で友だち登録を完了させた。
A、久々にドキッとしたとです…
「…ホラ」
「わっ」
シルクさんに投げられて、ようやく私の手元に帰ってきた端末。
そこに表示されている''シルク''の三文字が、どうしようもなく愛しくて堪らない。
…うん、毎時間でもラインしようっと！
「あんまり頻繁に送ってくんなよ」
「はーい、了解ですっ！」
「…うーわ。
絶対1時間おきに来るやつだわこれ」
強引で、乱暴で、でもどこか優しい。
シルクさんの新しい一面を見つけるたびに、どうしようもなく嬉しくなる。
「シルクさん、やっぱり好きです」
「うっせ。ばーか」
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バニレ - すごく面白かったです！更新待ってます！ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: f80ec30866 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！暫く更新出来てないみたいですけど、いつまでも待ってるんで頑張って下さい！ (2017年7月19日 15時) (レス) id: a596f4f896 (このIDを非表示/違反報告)
凛斗(プロフ) - 続き気になってしかたがないんです！！忙しいかもしれませんが頑張ってください！ (2017年5月28日 18時) (レス) id: 81a18ee839 (このIDを非表示/違反報告)
はらぺこあおむし - この作品自分大好きです！！これからも頑張ってくださいね！ (2017年4月20日 18時) (レス) id: a20871a210 (このIDを非表示/違反報告)
あやー - 13話だ♪〜〜 楽しみです (2017年4月1日 13時) (レス) id: 1d1b73104d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：り る る | 作成日時：2017年2月11日 21時
