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車を走らせ、十分近くも経つ。

俺の職場から家まではそんなに距離はないが、住んでいる場所が住宅街なためか、自然と入りくむ為追加で、数分は目的地につくまでかかるだろう。

 今日は、早く玲奈に会いたい__

いつもは、仕事の都合もあってか早く帰りたいという想いがわいてくる反面、目の前の事には専念したい、公私混同はしたいくないという想いもあるため割り切ってはいるが、今日の俺は少し、いやかなり可笑しかったなぁとは思う。

キョゲンに言われて一層強く感じ、思い当たりがあるとすれば来週辺りに、‘夢の国’へ一緒に行くということだろう。

俺は普段そういった娯楽施設に行こうとは思わない。この年になれば疲労が積み重なっていく一方で発散するならば人が大勢いる場所なんかじゃなくて、もっと静かな所へ行くだろう。

だから俺が、ましてや彼女の玲奈とそういった娯楽施設に行くというのは、ある意味危険だ。

場慣れした場所なら、予め予想はしているため計画が練りやすく円滑に進むのだが、
如何せんそういった場所へは普段行かない為かスムーズにエスコートする事なんて無理に近いだろう。

 俺にだって意地はある。男としての意地を見せ、女性に、特に彼女の玲奈にはカッコイイと思ってもらえるような行動がしたいのだ。

あくまでさり気なくやりこなすことが、スマートさを求める面では適しているだろう。

 とは言っても、本音はどちらも仕事で忙しい為たまには息抜きにでもと玲奈から誘いだしくれたのだ。

俺に拒否権なんてものはない。だが、娯楽施設が嫌いかと問われればそうではなくただ単に苦手なだけで、結局は玲奈と行くならどこでも楽しいだろう。

更に言えば、家にいる時間が短く玲奈と触れ合える時間は限られているのだ。

今更じゃあ遅いかもしれないが、俺なりに出来ることと言えば、玲奈の待つ場所へ早く帰り彼女との些細な思い出作りをつくっていくことだ。

そういった面では、デートをする機会はとても重要だと言っても過言ではないだろうな。

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設定タグ:男主人公道下 , 教師・オールサイエンス担当 , 恋愛   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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koibumi(プロフ) - 思い受け取った(迫真) (2019年1月22日 15時) (レス) id: e2b8ca76cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:連れ | 作成日時:2019年1月9日 21時

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