第二十七話 ページ29
「てことで、暫く一緒に過ごすことになった西条Aちゃんでーす」
８つの目が此方を向く。あぁどうしようやっていけるのかな…そんな不安を抱えながら次に出てくる言葉を待った。
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時は遡り
チーノ達と話し合った後すぐのこと。明日じゃ遅い！今日紹介しよう！といって猿山らだ男先輩、基らっだぁ先輩は私の手を掴みある場所へ向かった。
早くても明日だと思ってたから心の準備が…なんて呟くと
「もしかしたら明日あいつらが話しかけてくるかもしんないよ？その時にAちゃんのこと知ってる人が俺とチーノだけだと心許ないし、何事も早い方がいいでしょ！」
とのこと。それを言い返すこともできず静かにらっだぁ先輩の後をついていくことにした。
向かった先は2階の空き教室。ドアには運営と雑に書かれた紙が貼ってある。
「たーのもー！！」
『いやドア壊れる…！！』
てか本当に入って良いの…？知らない人がいきなり教室入ってきたらびっくりするよね、いややっぱり今日はやめよう
『ら、らっだぁ先輩…』
「ほら何してんの？入るよ」
あぁダメだ…
抵抗する間もなく教室に足を踏み入れる。
冷たい目を向けられることを覚悟しよう、ああ無理怖い……
そして冒頭へ戻る。
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黄、緑、紫、赤、色とりどりの瞳が私を見つめる。それぞれの頭にはてなが浮かんでるように見える。
そりゃそうだよね…
「てことでって何や、ちゃんと説明しろよらっだぁ」
「そんな怖い顔すんなよきょーさん」
「してへんわ、説明をしろ説明を」
「はいはい説明ね、チーノ〜？」
え、チーノ？？チーノはさっき別れ、た…？
そう思って後ろを向こうとすると
「は〜い！」
聞き覚えしかない声が耳に入る。
「いや〜いきなりすいませんね！取り敢えずここまでに何があったか説明しますと…」
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「なるほどな…」
「てことでいい？」
「別に元々反対ってわけではなかったからええよ」
「ん、俺も」
「全然いいよぉ」
「ﾝ、ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ」
そんなあっさり…
「だって！これからはお昼とか此処で食べて良いからね」
こんなに良くしてもらっていいのかな、
『あ、りがとうございます、暫くの間よろしくお願いします！』
「よーし！じゃあ自己紹介しよう！！」
この人テンポ早いな？？？自由人？
ここでの生活を想像して胸が高鳴る。匿ってもらうためのものなのに楽しみだ、なんてなんとなく思った。
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もも - 面白い！！ (4月27日 12時) (
レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
アホです - 面白いです! (4月27日 12時) (レス) @page36 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - しずさん» コメントありがとうございます、励みになります。ゆっくりにはなりますが更新していきますので次回のお話も楽しんでいただけると嬉しいです！ (9月3日 17時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
しず - 初コメ失礼いたします！。最新のお話読まさせていただきました！。はらはらしながら読まさせていただきました！最近は何回もお話を読み返させていただいてます！お忙しい中大変だと思うのですが、更新頑張ってください！。いつでもどこでも待ち構えさせていただきます！ (8月20日 5時) (レス) id: 36de129ac6 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです！ゆっくりの更新にはなりますが次回のお話も楽しんでいただけると嬉しいです。 (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月7日 0時
