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「…?海斗くんどうした?熱い?」
「いや、熱くはない…大丈夫」
どうしたんだろうと思いながら乾かし続けていると
髪を整える私の指が海斗くんの耳を撫でる
直後、また海斗くんが首をすぼめるような動きをした
「もしかして…」
ドライヤーの音で私の呟きはかき消されているらしく
海斗くんは目をつぶって待っている
髪を乾かし終わってドライヤーを切る
髪の毛を整え
最後に軽く海斗くんの耳に触れてみる
「…!なに」
思った通り反応しながら海斗くんが声をあげる
「…いや、耳弱いの?」
ぴくぴく反応する海斗くんが面白くて
ピアスをいじったり耳を撫でると
くすぐったそうに海斗くんが身をよじる
どんな顔してるのかな、と前を向いている顔を
覗き込もうと立ち上がりかけた瞬間、
一気に視界が天井に変わりソファーに沈み込んだ
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2020年11月29日 17時