. ページ41
.
みなさんお酒が大分入って思い出話やら何やらで
盛り上がり始めた。
生憎あんまり入りづらい話もあったから
洗い物をしつつ、楽しそうな3人を台所から見つめる
やっぱりこの人たちと一緒にいるのは
不思議な感覚で、でもそういうのを
あんまり感じさせないところが好きだな、なんて
そんなことを考えていると
「Aちゃん」って呼ばれたから顔を上げると
顔を少し赤くした宮近さんと松倉さんが
お酒無くなったから追加しに行ってくるって
お財布をぷらぷらとさせながら玄関に向かっていった
リビングをちらりと見ると
ソファの上で小さく丸まってる元太がいる
「元太、？寝てるの？お水飲める？」
このまま寝かせるのはやばいかと思って
取り敢えずコップに水を入れて渡すと、
むくりと起き上がった元太が水を飲み干して
目をぱっちりと開けた。
「寝てたんじゃなかったの？」
元「寝かけてた」
「宮近さんと松倉さんコンビニ行っちゃったけど」
元「うん知ってる」
「一緒に行かなくてよかったの？」
元「んー、まあいいかなって」
「そ、」
コップを持って立ち上がろうとすると
その腕を引かれてまた床に座り込んでしまう
元「昨日泊まった、？ちゃかの家」
「関係ない、じゃん」
元「そんなことない、」
元「...ごめん。困らせる覚悟で一つだけ言わせて」
真っ直ぐな瞳が私を貫いて、息を吸うことさえも許されないようなそんな感じ
元「おれすきだよ。多分ずっと」
重ねられた手。
元太の熱い手と私の冷たい手が合わさってしまう
元「...Aは、誰のこと今考えてる？」
黙り込んだ私を見かねて声を出した元太
その声はひどく辛そうで消えそうで
胸が痛い。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「TravisJapan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もふ子(プロフ) - ハルカさん» こんにちは！ コメントありがとうございます、！宮近担さんにもそう言ってもらえてすごく嬉しいです(;_;) もう少しで完結するかと思いますので楽しみに考察していただけたら嬉しいです(;_;) (2021年6月13日 20時) (
レス) id: dbdad4c2df (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - こんにちわ！もう凄く読み入ってしまいます(;_;) 個人的な希望なんですが、宮近担ではありますが、元太とのハッピーエンドを見たいです。(;_;) (2021年6月10日 2時) (レス) id: c83c173d21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もふ子
| 作成日時：2021年3月26日 22時
