Blues (ページ5)

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みんなが酔い潰れていく中、彼だけはずっと最初と変わらなくてアルコールを分解する酵素が人一倍多いのかなんて考えていると不意に目があってしまったから急いで逸らした

元「Aちゃんさ、ぶっちゃけつまんないっしょ」

「...そんなことない、ですよ笑」

元「顔、能面みたいになってるけど笑」

「能面って、笑」

元「うそうそ笑 Aちゃんが可愛くてつい揶揄っちゃったごめんね？」

「かわ、」

可愛いなんて彼氏以外の男の人に初めて言われたかもしれない。

なんて考えていると彼は残りの酒を流し込んで
私の隣に移動してきた。

「抜け出そうよ」

彼のゴツくて大きい指が私の指と絡まる

彼を見ながらお酒を飲んでいたせいか
私はもう随分と酔いが回っていて、
首を縦に振るとにっこりと微笑まれた。

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そこからの流れは単純で飲んでいたのが繁華街だったこともありホテルなんてすぐに見つかった。

受付をする彼を見て手慣れているな、なんて

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私に触れる手は優しくて流されるのは簡単だったし
それを望んでいた自分もいた。

「、かわいーね」

そう言って振り落とされたキスは
私の心の穴をあっという間に埋めていった

「もっと、脚開いて」

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