Blues (ページ37)

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何処かむしゃくしゃした気持ちを抱えながら行った次の日の現場

今日は午前中で終わるからまあいつもよりは楽かと
ソファに座って天を仰いで目を瞑った。

宮「おはよー」

倉「ちゃか、はよ。」

川「ちゃか今日なんか元気だね」

宮「あーうんちょっとね、！」

海「なに誰とデートすんの」

宮「、別に誰ともデートしねえよ笑」

倉「わかりやす笑」

倉「この間言ってた子？」

川「えーなにそれ聞きたい！」

宮「、何もないよ別に笑」

そんな声が耳に入って来る

どいつもこいつも色気づきやがって

少し目を開いてちゃかを見ると頬がゆるみきっていてやっぱりそんなちゃかが羨ましいと思ってしまった。

別に誰に止められている訳でもないのに
勝手に悲観的になる自分が嫌になる

【今日も飲みあるんだけど来ない？】

この間のあいつからのLINE

まあ、暇だし。

それに、みんなも楽しくしてるみたいだし

Aの顔が一瞬過ぎったけど、

行くって返信した。

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疲れていたのか今日は随分と酔いが回ってしまって
気づけば名前も思い出せない女と腕を組んでホテルへの道を歩いていた。

『元太くんってかっこいいよね』

元「そりゃどーも、」

『彼女とかいないの？いないなら私立候補しちゃおっかな』

元「ねえそろそろ黙れないの？うるさいんだけど」

愛の無いテキトーな行為

ほんと馬鹿、俺。

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