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「、なに」
元「どっちが気持ち良かった？そいつと俺」
「...さあ」
やけに真剣な元太から目を逸らしたくてベッドサイドを見ると、ライターが目に入った。
変に安っぽい素材のライター
元太はそんなの使ってなかった。
黒っぽくてヴィンテージのお洒落なやつ
そんなダサいやつじゃない
元「へえ、そういうこと言うんだ」
「...元太こそ楽しくしてたみたいだけど」
元「は？」
「それ」
空いていた右手でライターを指差すと
彼の目が泳いだ。
「元太のライターってそんなんだったっけ」
元「... 別に関係なくね」
「、そうだね。ごめんもう帰る」
少し声が震える
立ち上がろうとすると腕を掴まれた。
元「俺らそういう関係、じゃん」
わかってる。
わかってるけど
「... ごめん元太。私もう元太とは会えない」
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作者名：もふ子
| 作成日時：2021年3月7日 21時
