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私が彼を気になり始めたのは、彼がこのカフェに
来るようになってから少し経ったくらいの時
いつも通りのアイスコーヒーと
赤いストローを渡したら
宮「あか、」
って小さく声が聞こえた。
「どうかしました？」
「あ、紙の方がいいですか？」
男の人で紙ストローを嫌がる人は多いから
プラスチックの方にしたんだけど
ダメだったかなと、急いで紙のを取り出す。
宮「あ、いやそうじゃなくて」
宮「...いつもは緑なのに、ってそれだけです、笑 」
「あ、ああ！最近赤色の導入したんですよ。女性の方にこっちの方が人気で」
宮「、なるほど 笑 すいません引き止めちゃって」
「こっちも何かすいません 笑」
私が顔を上げると同時に目が合う
前髪から覗く目が綺麗で、時間が止まるって
こういう感覚なのかなとか考えた。
「アイスコーヒー」の発音が何となく綺麗で、
赤いストローを渡すと少し喜んでくれる人
貴方をもうちょっとだけ、知りたくなったの。
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作者名：もふ子
| 作成日時：2021年3月7日 21時
