猫 (ページ42)

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「あ、海斗ちょっとまってて！」

Aはそう言うと近くのスーパーに入っていった

「おまたせー」

倉「何買ったの？」

「お邪魔するから、しろちゃんに缶詰と川島さんが好きだって言ってたお酒！買ってきた！」

倉「あ、そっか色々ありがと」

川島さんが好きなお酒を知ってるなんて
その事実だけで少しモヤっとしてしまう

Aと出会ってから知らない自分ばっかだよ

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「お邪魔します、」

川「いらっしゃい、！」

玄関を開ければ男の俺でさえいつ見ても
格好いい川島さんが出てきた

「あ、川島さんこれ、しろちゃんに」

川「えーいいのに、ありがとうございます笑」

「お邪魔させてもらうのと今日バレンタインなんで両方です笑あ、川島さんもこれお酒とチョコですよかったら」

川「え！わざわざ、すいません、嬉しいです！後で食べますね」

川島さんはそう言うとAから受け取った紙袋とビニール袋を台所に置きに行った

え、ちょっとまって

なんで彼氏の俺が貰えなくて

彼氏じゃない川島さんは貰えんのしろも

てか、バレンタインって分かってるじゃん

状況が理解できなくて思わずAに視線を送る

「なに、海斗顔怖いよ笑」

倉「別に、」

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