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川「よかった、そっか良かったです」
月曜日の会社帰り駅で川島さんに会ったから
一応報告を、と思い話をした。
「、でも海斗もう音楽しないかもって」
川「え？やらないんですか、？」
「ちゃんとした人になりたいんですって」
川「そっかあ、まあなんか気持ちも分からなくないですね」
「そうですか？」
川「それが海斗さんにとってのケジメみたいなものなのかもしれないですね」
「ケジメですか、」
川「でも残念です。僕も聞いてみたかったな」
「私も色んな人に海斗の歌聞いてもらいたいです、」
川「あ、そうだ。僕知り合いにバーやってる人がいてそこでたまに演奏してるんですよ色んな人が。
もし良かったらそれ、出てみませんか？海斗さん。」
川「僕も確認してみます。多分大丈夫って言ってくれると思うので、！」
「え、でも」
川「もちろん無理にとは言いませんけど、、
聞いてみてください」
「、ありがとうございます」
いつものとこで川島さんに手を振って家に入った。
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「海斗、今日はオフって言ってたんだけど」
暗い部屋の電気をつけると
すぐにチャイムが鳴る。
ドアを開ければ大きな段ボールを持った海斗がいた
倉「元太の家から荷物引き取ってきた 笑」
「それしかなかったの？」
倉「俺基本荷物少ねーから 笑」
リビングで荷解きする海斗を見て
さっきの話をしてみようかと隣に座った
「あのさ、川島さんがさ」
倉「あー、ちび飼ってくれてる人？」
「そうそう」
「川島さんが良かったら知り合いのバーで演奏してみないかって」
倉「え？」
海斗の手の動きが止まった
「ごめん勝手に。だけど、私海斗が音楽辞めちゃうのやっぱり嫌だ」
倉「そっか、、ありがと」
倉「...じゃあもし良かったら弾かせてもらおうかな」
「ほんと、！？」
倉「うん、仕事も慣れてきたしAのためにも弾きたい」
" Aのためにも "
その言葉一つで胸が温かくなった。
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作者名：もふ子
| 作成日時：2021年1月11日 23時
