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「男の人って、好きでもない人と1つのベッドで何もせずに寝たりってできるんですか?」
川「、ん?」
「あー、すいません変なこと聞きました。忘れてください 笑」
川「...俺は少なくとも好意を持ってない女の子とは
一緒に寝れないかな、よっぽど仲良いとかは例外かもしれないけど」
「仲良い、なるほど、勉強になります。」
川「なに、Aさんの体験談?笑」
「、まあはい」
川「えー気になります」
さっきまでの丁寧な雰囲気はどこへやら
川島さんもいい感じに酔いが回ってきていて
随分と踏み込んできた。
押しに負けた私は少しだけ海斗のことを話していた。
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川「へえ、なんか不思議な感じですけど、」
川「Aさんはそれでいいんですか?」
「え?」
川「何かそれって利用されてるだけなんじゃないですか」
なんて真面目な顔で言ってきた川島さん
川「もっと自分のこと大切にした方がいいですよ。
どこの誰か分かんないような男拾ってないで」
「、川島さんがしろちゃん拾ったのと同じですよ」
一体、この男が私と海斗の何を知っているんだと
少し苛ついてしまった。
話したのは自分なのに
川「あはは 笑 確かにそうかも、ですね」
川「すみません、何か偉そうに語って」
「あ、いや」
普通の人なら怒ってもいいはずだけど
川島さんは柔らかく笑ってくれた
川「そろそろ帰りましょうか送ります」
「え、いや大丈夫ですよ、!」
川「こんな時間に女性一人で返せませんから」
なんてスマートな言葉と共に
会計まで済ませてもらってしまった。
私が財布を出す手は咎められて
僕が誘ったからと言われてしまう
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作者名:もふ子 | 作成日時:2021年1月11日 23時