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?「あ、いた!」
あの日と同じように後ろから声が聞こえて
思わず振り返った
頬に流れた涙は急いで拭き取って。
「しろ!もう探したんだからね、」
そう言って私よりも少し身長の高いその人は
しゃがんでちびちゃんを抱きかかえた
「あ、すいません、ご迷惑おかけしてないですか?」
「え、あ全然!」
「ならよかったです 笑」
なんて優しく微笑んだ彼。
「、しろちゃんっていうんですか?」
「はい!白色なので 笑」
「なるほど、笑」
「いつから飼ってるんですか?」
なんて言葉が出てから流石に見ず知らずの人を
質問責めにしすぎたなと反省して会釈をして
立ち去ろうとすると返事が聞こえた
「えーっと、5ヶ月くらい前ですかね?」
5ヶ月前、7月くらいかな
私と海斗が出会ってすぐくらいだ、
なんて考えているとその綺麗な顔立ちが眼の前にあった
「しろのこと知ってるんですか?」
「わっ、あ、はいちょっとだけ、。会社の帰りにこの道通ったらちび、あ、しろちゃんが立ってて少しお話しました 笑」
「え!僕も同じです!僕も会社の帰りにたまたましろに会って、かわいいなって僕元々猫好きなんで飼っちゃおうかなって、笑」
「そうだったんですね、最近この猫ちゃん見かけてなかったのでどうしたのか心配だったんです。」
「よかったね、良い人に飼ってもらえて」
しろちゃんの頭を少し撫でて、その人にじゃあと
挨拶を交わしてその場を去ろうとすると
また声をかけられた。
川「あの!僕、川島如恵留っていいます、」
「え、あ、AAです」
川「Aさんもしよかったらまたしろと遊んであげてください、!じゃあ、」
そう言い切ると川島さんは私と反対方向に帰って行った
不思議な人だな、なんて思いつつ私も部屋に戻った。
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作者名:もふ子 | 作成日時:2021年1月11日 23時