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「結界術もなにも、お前は今も使っているだろう」

「・・・ふぁ!?!」



【速報】結Aは結界術使えた【そんなことってある?】

こいつは何をまた馬鹿なことを言っているんだって顔してる宿儺様。あの、すいません、それはまじで初耳です・・・。

さっきカッコつけたのに数秒で台無しだよ!!!



「えっと、すいません。
未だに私はこの世界の私について無知すぎるので、色々と教えて頂けないでしょうか・・・?」

「・・・フンッ。まあいい。今の俺は気分がいいからなァ、教えてやろう」



やっぱり宿儺様はいい呪いだよ。

そこから、宿儺様による私の能力説明が行われた。
ざっとまとめるとこんな感じ。

1,呪霊はバッチリ見える
2,術師としての力もバッチリある
3,結界術が使える
4,縁が見える

1,は生活してたら気づいたからいいんだけど、2,3,4,は初耳すぎるぞ・・・。
ていうか、4,はヤベエだろ。それって初代宮司と同じ力じゃん。

今まで私が結界術について気づいてなかったのは、子供の頃から自分でやってたから、慣れ親しんだもの過ぎて感覚バグってんだろって宿儺様には言われた。めっちゃ要約した。

縁が見えることについては、術式使ってる時だけ見えるらしい。何故それを宿儺様が知っているのか教えて頂けませんか。

え、ていうかさ、



「・・・宿儺様、私ってもしかして凄いんじゃないですか?
今までの話を聞いてた感じでは、私以外この家系は呪力0で、術式とかとは無縁みたいですし、そうなるとこの結界術とかって、独学なのでは・・・?」

「ああ、小娘が一人でやっていたな」

「え、私天才じゃん神かよ」



誰にも教わることなく─まあ多分宿儺様が軽く助言とかしてくれてたとは思うけど─これだけやれてるなら私は天才だよ
最強ではないと思うけど、私すごい。

高専には入りたくないし、遭遇はしたくないけど、術式とか使ってみてーー!!あわよくばそれを使って、渋谷事変とか参加してーーー!!ミスれば死ぬけど!!

・・・これは高校生になるまでに一人で鍛え直す必要があるな。
頑張ろ、明日からは暇な時間は術式の特訓だ。そもそもどんな術式かもわかんないし。
一応基礎体力とかもあげなきゃだよね、そっちも特訓だ。頑張ろう。



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伏黒恵という存在→←呪いの王との日常



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作者名:moe | 作成日時:2021年1月31日 4時

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