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深澤said
体育祭のあの日俺に声をかけてくれたあの子の事が忘れられなかった
負けず嫌いの俺はあの時、すごく落ち込んでたしイライラしていた
でも彼女の一言ですごく楽になった
密かにまた会えないかなってずっと思ってた
でも彼女が俺の仲良い友達がいつも幸せそうに話す、"A"って子だと知ったのは体育祭の日から1ヶ月経ったころだった
なべはいつも"A"って子の話をする時すごく柔らかい表情になる
多分自分では気付いてないんだと思う
でも顔をみれば好きなんだなあってすぐわかる
どんな子か気になったしなべの好きな子だと思うと興味があった
その子と一緒に帰る日一緒に待ってたら
知ってる顔だった
一瞬悲しくなった
でも俺は陽気なフリをするのが得意だった
またいつもの様に陽気に振る舞う
つい体育祭のことが口走ってしまいそうだったが
彼女の表情から言わないでって言ってるのがわかった
なんだ、俺の入る隙はないんだ
そう思った
だから陽気なふりをしてまた本当の気持ちを隠す
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作者名:め | 作成日時:2020年7月1日 22時