チャイムがならなくなるまでは (ページ8)

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深｢係と学級委員長とかなんか決めないとだめなんだよね、だから鳴宮さん社会科係やってほしいなって｣

『 ……なんで私』

深｢いやー、さ？自分で言うのもなんだけどさ… ｣

なんて言ってモジモジ恥ずかしそうにする先生。

あ、これろくでもない理由のやつだ……

深｢俺正直、生徒にモテちゃうんだよ｣

『冗談は顔だけにしてください』

深｢ん？顔も真剣だけど？？？｣

はあ……その顔が冗談だって言ってんのに。

『で、続きは？』

深｢あーそうそう、でも鳴宮さんは俺に媚びないじゃん？｣

『まあ……好きじゃないんで』

深｢好きじゃないはおかしいだろ！！…って、まあだから簡単に言うと鳴宮さんがいいんだよね｣

『全然簡単に言ってませんよね』

そう言うと、｢いやまじだよ？真剣だから、俺｣なんて言ってすっごい押してきた。

正直言うと、私は頼まれたら断れない性格だ。

『 ……さっきも言いましたけど、面倒なことは嫌いなので』

深｢そこは引き受けt ｣

『楽な仕事しかしませんから』

深｢んっ！？今なんて？？｣

呆れてながら答えると、急に目の前に大きい顔が目に映った。

この人距離感おかしいんだよな……。

『だから！楽な仕事しかしませんから！！』

深｢引き受けてくれんの！？｣

『理解力どうなってるんですか先生のくせに』

深｢まじありがとう！鳴宮さんやっぱわかってんね！！｣

『じゃあもう帰りますねさようなら』

うるさい深澤先生の相手をするのはごめんだと思い、すぐに準備質的なところから出て行った。

『なんなの……あの先生』

新手の先生すぎてついていけない。