チャイムがならなくなるまでは (ページ12)

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SixTONESのことがあった日は、翔太に事情を説明してから早退させてもらった。

翔太もSixTONESの存在は知っていたみたいで、すごく驚いた顔をしてた。

早退したものの……

『暇なんだよなあ、』

確かにあの場面を思い出すと今でもヒヤヒヤするし、少しだけああ言う男の人は苦手になった気がする。

でもだからと言ってすっごい傷を負ったわけでもないし………

何しよう

なんてソファの上で考えていると…

ピンポーン

突然インターホンが鳴った。

『翔太かな』

あれ？でも学校終わって結構な時間経ってると思うんだけど…

あの襲われ事件があったのも昼休みだったわけだし。

『とりあえず出るか、』

そう思って誰かも確認せずにドアを開けると、

深｢うわっ！｣

『え、はあ？？深澤先生？？？』

深｢ちょ、勢いよく開けないでよ！(笑) ｣

なんと深澤先生が家にやってきた。

『え、なんで？学校は？』

深｢俺仕事早いからもう終わったんだよね～｣

『 ……で何か用ですか』

ドヤ顔の深澤先生は無視。

深｢用がないと来ちゃダメなの？｣

『先生と思えない発言ですね』

深｢うーそだって！これ！プリントだよ！｣

『あーーーいらないのに』

わざわざ封筒に入れてプリント持ってきてくれてるし(笑)

そこまでしなくてもいいんだけど、どーせ勉強系だろうしさ？？

『てか翔太に渡せばよかったのに』

深｢渡辺は今部活中でーす。それに俺はこれ届けるために来たわけじゃないから！｣

『 ……じゃあなんですか』

そう聞くと、なんだか真面目な顔する先生。

深｢ …鳴宮さんも女の子だしさ、やっぱああ言うの怖かったよね。俺が守れなくてごめん。｣

『 ……え？なんで深澤先生が謝るんですか、』

深｢大事な " 生徒 " 傷つけて…ほんとだめだよな｣

深澤先生……

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私は深澤先生に助けてもらえて嬉しかったですよ