か す み ば し ら。

一緒に出掛けたい ページ5

＼かまぼこさんリクエスト／




「…甘味処？」
「うん、恋柱さんが言ってたんだけど、美味しいところあるんだって」

ふぅん、と軽く声を漏らす。
今度行きたいねぇ、と呟く。きっと時透君と食べるお団子は美味しい。

時透君はちょっと静止して立ち上がる。そして私の手を引いた。ふらついて立ち上がる。

少し、困惑した。

「…時透く、」
「今、暇だから…行こうよ」

きゅ、と握られた手に力が籠る。なんだか嬉しくなって、何度も頷いた。





「それで…どこだっけ」
「えっと、此方…あ、あれだよあれ」

こく、と頷くと、私を引っ張っていく。

……可愛い……もうなんか全てが可愛い……

私が道を知っているのに、どうしても私を先導したいようだ。


とことこ歩いていくと、目立つ桃色の髪の人が座っていた。

「あ、甘露寺さん」
「お？…わぁ、無一郎君にAちゃん！」

甘露寺さんが、花が咲いたように笑う。
珍しく手を繋いだままだった。というか時透君が離さない。

「一緒にお出掛け？…手も繋いでる？仲良いわね、可愛い…！」

ふわぁ、と頬が赤く染まった。可愛いのは甘露寺さんの方だろう…

「A、どれがいい？」
「あ、じゃあ…えっと」
「一緒に食べましょう！」

みたらし団子…！！


時透君、お団子食べてるところ可愛かった。
甘露寺さんに色々聞かれた。




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夫婦ではない→←霞柱に勝ちたい

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