か す み ば し ら。参

霞柱と喧嘩 ページ29

＼結衣さんリクエスト／



「だからぁっ、無一郎以外見るわけないって言ってるの！！」
「それは当たり前でしょ。でも僕だって嫉妬するし」
「でもおはぎ美味しいんだもん、不死川さんの話面白いんだもん！！無意識にいきなりされて対処なんて出来ない」

珍しく喧嘩になっていた。
私が不死川さんとおはぎを食べに行き、不死川さんが無意識に私の頬についた餡を取って食べ、

それを何処からか見ていた無一郎(本当に何処から見てたんだろう)が嫉妬してしまった。

それでさっきから無一郎が冷静すぎる。

「無意識だったら何されても良いの？」
「そ、れは…やだ」
「他の男とそんなことしないでよ。」

むっとした表情で続けた。

「僕以外にそんなことされるAなんて、き……っ」
「…………き？」


急に無一郎が言葉に詰まった。
さっきまで冷静だった無一郎が……

そして固まった。

「無一郎……？」
「ぅ、う……ぐ、」
「大丈夫？苦しんでるの？」
「……あー、」

そして、ごんっと音を立てて箪笥に頭突きした。

……なにを言おうとして躊躇しているのか、大体の予想は出来たけど…。

「ダメだ……」
「…」
「…っ…」
「……嫌いって言おうとしたの？」

う、と唸って、しゅんと首を垂れた。

綺麗な髪が前に流れる。

「……ごめん……」
「……ううん…私も悪かったよ、ごめんね」
「……やっぱり嫌いって言えない…」
「一瞬でも嫌いになった？」
「なれない…」
「良かった」

結論、本格的にお互い嫌いとは言えない。


＿＿＿＿＿
なにこれ(((

いや本当更新サボっててごめんなさい……テニラビ楽しい……

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