147 ページ47
貴「え、何…突然…」
突然の質問に驚くと同時に、紫耀の言う通りの柊真が好きな気持ちが顔を出したのか、顔が火照ってる気がした。
紫「好きなの？」
貴「……ん。」
紫耀があまりにも真剣な顔をするもんだから、素直に頷いてしまった。
柊真が好きなら何かあるのだろうか…
少し心配になる。
紫「良かった〜！！」
不意に、ふにゃっと笑う紫耀に、また驚く。
貴「よ、良かっ…た…？？」
紫「ハッキリ好きかどうか確認したくてね〜。」
いや、質問の返事になってないけど…
紫「安心したらお腹空くわ〜！！
A、ごはーん！！カレー！！」
全く…どんだけ気分屋なんだ。
キッチンに立って、お皿にカレーを注ぐ。
チラリと紫耀を見ればカチカチとテレビのチャンネルをいじっている。
紫「告白しないのー？？柊真に。」
貴「え…」
紫「早く言っちゃえばいいのに。」
何て軽い奴なんだ、こいつは。
完全に他人事なんだから…
貴「今はまだいいの。」
紫「なんで？」
貴「だって…今のこの関係…ってゆーか…この形とゆーか…
大ちゃんがいて、紫耀がいて、柊真がいて、私がいて…
恋愛感情とか別にした、今のみんなとの時間が大事なんだ。
私にとって、初めての友達だから。
初めての仲間だから。
結果がどうなるか分からない私の恋愛感情より、大事なの…
だから、今はいい。
いつか、言わないといけなくなる日は来ると思うし…」
いつか、自分の気持ちが…
どんなに頑張っても抑えきれなくなりそうだもん。
紫「…そっか。
うん、美味しい！！」
貴「そ、そう？なら、良かった。」
いきなり話の内容が変わる紫耀に驚きつつも、紫耀の暖かい笑顔にホッとする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムラサキ - お母さんの手紙めっちゃ感動しました。 これからも頑張ってください。 (2014年12月19日 22時) (
レス) id: f46925b424 (このIDを非表示/違反報告)
ごしごし - 蒼空さん» お返事ありがとうございます(*´∀｀*)応援してます！ (2014年2月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 7e6130c90d (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - ごしごしさん» ほんとですか！？めっちゃめっちゃ嬉しいです(>_<)ありがとう！頑張ります！！ (2014年2月27日 18時) (レス) id: d644931272 (このIDを非表示/違反報告)
ごしごし - 初めてコメントします!めっちゃ面白くてpart1から一気読みしちゃいました♪泣きました(T-T)更新頑張ってください! (2014年2月27日 0時) (携帯から) (レス) id: 7e6130c90d (このIDを非表示/違反報告)
☆しのぽん(o^^o)(プロフ) - 蒼空さん» そうですね！ (2014年1月3日 17時) (レス) id: 6af285120e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼空 | 作成日時：2013年10月22日 23時
