優しい陽だまり。3

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貴「え、紫耀？？


な、何でいんの！？」



紫「はろー、はろー！！」



貴「は、はろー…」



振り返った先にいたのは、まぎれもなく名古屋にいるはずの紫耀。



ツッコミどころ満載の登場をしてやってくれる紫耀は、ニコニコと癒しの笑顔を振りまいている。



貴「な、何で？？」



紫「へ？？」



貴「何でここにいんのっ！！？」



紫「へ？？」



…ダメだ、コイツ。



会話にすらならない。



久々の天然野郎との絡みについてけない私の脳は、自然に誰かにSOSを求める。



紫「ほ！！」



貴「ほ…？」



紫「ほんとー？？」



貴「何が…」



紫「柊真が好きって！！！」



貴「げっ……」



そうだ…1番ややこしいコイツに言っちゃったんだ…



紫「平野、めっちゃ嬉しいんですけど！！」



貴「はいはい。」



軽く手で払い退けようとするも、キラキラしたイケメンスマイルを振りまく紫耀には勝てない。



紫「うわー、ついにAが柊真好きになっちゃったよー。」



貴「てか、何でここにいんの？？迷子？？」



柊真が好き。という単語に1人照れる自分を隠すために、紫耀の言葉を遮ると、何となくバカにしてみた。



まあ、迷子になんてなんないか。



紫「そー、平野迷子。」



貴「うわお…」



ヤバイな、コイツ…

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