BRIGHT GIRL - 2 -

キミがいい。4 ページ5

Hokuto side






・
・



「あっ 本当にいた！」


レコーディング室に入ると案の定、壱馬と陸さんの姿。
壱馬が今、中に入って歌ってる。


陸「ふたりともおはよ〜！」


「おはようございまーす！陸さん」


挨拶して陸さんの隣に座るAの隣に座って俺も陸さんに挨拶して準備する。


「陸さん！」

陸「ん？」









北人「……」









なんかなー。







さっきまでは俺の隣で肉まん美味しそうに頬張ってたのに、

今は陸さんに笑顔振りまいてる。









北人「･･････」







俺と手繋いで、寒いからってほぼおしくらまんじゅう状態でここまで来たのに今は陸さんしか見てない。



陸「ちょ、北ちゃーん笑」


北人「…あ、はい」


陸「かお笑」



すっげえ怒ってたぞーって笑いながら言う陸さんは、壱馬よりもAの兄的存在。


陸「ほらA！
北ちゃんが構ってくれなくてさみしいってよ」


北人「え！笑」




まあ、図星だけど笑

天然なくせに、こういうのは鋭いよね(舐めた年下)



陸「今絶対失礼なこと思ったでしょ！笑」



俺が歌う順番になったから離れるだけだからね！！
戻ってきたら俺がAといっぱい話す番だからね！！


って言いながら中に消えていった陸さん。


これでやっとAと話せる！…って思ったのに。



壱馬「なんか食べてきた？」


「ええすごい、なんでわかるの？」


壱馬「匂いする」


「肉まん食べながらきた！」



…壱馬め。


戻ってきた壱馬は向こう側に水も荷物もあるのにさっき陸さんが座ってた所に座ってAと話し込んでる。



北人「……」




もういいや、って思って陸さん見たらこっち見てて指差して笑われた。

天然のくせに……



「あ！壱馬、北ちゃんが構ってくれなくてさみしいらしいから構ってあげて」


壱馬、北人「「え」」



そういってレコーディング室を出ていったA
多分行き先は自販機だけど。てか、



北人「壱馬じゃなくてAがいい。」




壱馬「俺もだわ！」






・

5秒で答えて！→←キミがいい。3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す