BRIGHT GIRL - 2 -

1歳 3 ページ27

Ituki side







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「おいしぃ〜っ！」






「うんまっ！え！？」






「んんん〜〜♡」






「幸せ…♡」






「こんな美味しいの食べたことないよ！」






「これもう１回食べたいなぁ…」






少し、高級なレストランの個室。



円状のテーブルの椅子に座って、目の前にはずっと美味しそうにご飯を食べてるAさん



こんなに美味しそうに食べる人いないよね。



一口食べる度に緩む頬とか



味を堪能するみたいに目を閉じるとことか







樹「おいしい？」



「うん！最高！」





この笑顔とかね。








時折個人の仕事の話も挟みつつ、話題はほとんどランペイジのこと。




「もっとメディアとかに出たり、ファンの方と距離が近いことやりたいなぁ」



樹「ファンあっての俺らですもんね」



「去年、の夏さ、ボーカルだけでアメリカに行ってきたじゃん？
それをランペイジ全員で行きたいの」



樹「あー、」



「私達は、この肌で本場を感じる事ができたけどランペイジは、ダンスでももっともっと凄くなるからパフォーマーも本場で、その肌で、迫力とか、すごさとか、緊張感とか臨場感！
そういうものをみんなで感じたい。
それで、…それで、ランペイジをもっと大きくしたい」



樹「…」



「…ん？」



樹「いやー、…Aさんがランペイジでよかったって思って。」



「私も樹がランペイジでよかった。」






あ、樹だって。


いっちゃんでも樹くんでもない。


結成当時、Aさんからは樹って呼ばれてたの思い出した。




樹！樹！って、駆け寄ってきてたなぁ






「…樹？」



樹「っ、あ…なに？」



「よくわかんないとこ見てたから」




意識飛んでたよーって、また美味しそうに今度はデザートを食べてる。





君のことを考えてたなんて…



なんか、言いたくない。




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