"偽り"の愛か"本物"の愛か (ページ16)

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似てる人　類side ページ16

俺はもうAとあっていない。

もしかして自然消滅したのではとも思ってきた。

類「はぁ……」

大きいため息をつきながら俺は外へと出た。

今日は司の家でパーティがあるらしい。

俺はそれに誘われた。いつもなら行かないが暇だしいいかと思い身支度を整え司の家へと向かった。

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司の家へつくなり俺は庭へと向かった。

庭にはベンチがあり寝心地がいい。

俺はこの場所を気に入っている。

ふとその場所を見渡すと、噴水の縁に人がいた。

足を挫いたようで座りこんでいる。

類「………」

そういえば似たことがあったと思いつつ俺はその人に歩み寄った。

類「大丈夫？」

女性「え、あ！大丈夫です！このくらい」

類「そこのベンチ座って。」

女性「え…？」

類「手当て。」

女性「いえ…ほんとに大丈夫ですから」

こんな強気なところも誰かに似ている。

類「いいから。早く」

女性「お、お言葉に甘えて…」

類「………」

俺はその人の足に軽く包帯を巻いた。

女性「あの…ありがとうございました。」

類「別に」

女性「もしかして、F4の花沢類さんですか…？」

類「なに？俺の知り合い？」

女性「い、いえ！私も英徳の生徒で！一年の山本瑠璃と言います！」

類「そう」

すると山本？と名乗った人はジッと俺の顔を見る

類「俺の顔なんかついてる？」

瑠璃「い、いえ……あの……！」

類「なに」

瑠璃「ひ……一目惚れしちゃいました！！」

類「………え？」

突然の事に思考が停止した。