貴方の"ココロ"には

妬かせ隊 ページ23

美作さんの作戦は至ってシンプルだった。





花沢さんのいる前で私と美作さんがイチャイチャするだけ。



A「それだけですか…？」



美作「なに？もっとすごいこと期待した？」



A「い、いえ！！ちがいます！逆にそんなのでバレバレじゃないかなーと思いまして。」




美作「大丈夫、類もああ見えて頭に来ると考えるより先に行動に出るタイプだから」




A「は、はぁ」


美作「じゃ、今から戻って早速決行しよう」



A(ほんとに大丈夫かな……)




私達は皆のところに戻り作戦を決行した。







私達が戻ると花沢さんはいず、他の2人がいたので美作さんが事情を説明した。



西門「なるほどな。面白そうだな。」



道明寺「ほんとに類が引っかかるのか」



美作「大丈夫だって」






コツン。コツン。



花沢さんが階段を上がる音がした。



美作「じゃあ頼むぞ」



西門「まかせとけ」


道明寺「おう」



類「ただいま。あ、戻ってたんだ」




美作「おう」




作戦開始！


プランA〜あーんをする〜



美作「Aちゃん、あーん」



A「あ、あーん」



類「…………」


A(自分の食事に夢中……)


✕失敗✕



プランB〜イチャイチャする〜



美作「Aちゃん、今日も可愛いね」


A「み、美作さんこそ今日もかっこいいです」



A(本読んでる……)




✕失敗✕




プランC〜手をつなぐ〜


美作「Aちゃん♪」

A「きゅ、急にどうしたんですか？」


美作「ん？繋ぎたくなっちゃっただけ」


A(ね、寝てる……)


✕失敗✕

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