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「ライトつけるね……ついた!」


スイッチを押すと
ツリーに巻きつけた細長い電飾が
色とりどりに輝いて点滅する


「綺麗〜〜!海人くんのおかげだよ、ありがと」

「いーえ。家にツリーとか実家以来かも」


後ろから抱きついたまま海人くんが言う

吐息がかかるのがくすぐったくで身を捩ると
逃がさない、と言わんばかりに抱きしめる力が
少しだけ強くなっだ


「ほんと?
…ヨーロッパいた時、家の前にあるツリーが綺麗で」

「うん」

「ずーっと、あぁ。海人くんと見たいなぁって。
海人くんに会いたいなーって思ってたの」

「せんぱい、」

「だからね、一緒にツリー飾れて、見れて幸せ。」


向かい合い直して笑いながら顔を覗き込むと
珍しく海人くんが照れているように見えた

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2020年12月10日 18時

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