Sweet Memories (ページ27)

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「え、めっちゃ可愛いじゃん！
うわ、これせんぱいに着せてえ～～」

「え、あ、めっちゃ可愛いよ！
俺らもトナカイの耳つける？(笑)」

「クラ、動揺しすぎな」

サンタの格好をした私達を見て
まつく先輩とうみくん先輩が口々に言う

一方、海斗さんはというと
黙ってこっちを見ていて恥ずかしくなる

「あの…どう、かな…」

「どうって……」

「そのまま黙ってたら海斗めっちゃむっつりだよ」

ニヤニヤしながらうみくん先輩が口を出す

「いや、可愛いよ。まじで
…あんまこっち見ないで」

海斗さんが恥ずかしそうに肘で顔を隠すのが
可愛くてふわふわとした髪の毛にそっと触れると

「ちょっと、こっちきて」

＂おいおい、見せつけんなって～＂
という声を背に海斗さんに手を引かれ
クローゼットの前に連れていかれる

「これ着てて…あんま可愛いの
みんなに見せたくないのと、俺がもたないから」

耳を真っ赤にしてごにょごにょと海斗さんが言った