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海斗が靴を脱ぎ、跪く


スーツ姿で跪いて薔薇の花束を抱えている海斗は


「王子様…みたい?」

「わざわざ言ったら恥ずかしくなるやん(笑)
クリスマスだから、伝えたいことがあって」


思えば海斗は昔からロマンチックなことが好きだなと
コンロの火を止め向き合う


「俺さ、初めてAと会った日。
Aに手を引かれて一緒に走った時に
漫画みたいだけど景色がキラキラして見えたんだ」

「もう20年くらい前の話だよ?覚えてるんだ」

「覚えてる。忘れるわけないよ。
それでね、これからもずっとAと一緒に
キラキラした景色を見ていたい。」

「…うん、」

「俺と結婚してください」


海斗が薔薇の花束を差し出し微笑んだ


「やっぱプロポーズと言ったら薔薇の花束かなって」

照れくさそうに海斗が笑いながら言った


「こちらこそ、私も一緒に色んな景色を見て
一緒に幸せになりたい。よろしくお願いします」


花束を受け取った途端、
涙が止まらず海斗に抱きつくと海斗がバランスを崩す

「おおう……あ、そうだこれ」

そう言って左手の薬指にはめられる小さな宝石。


「きれい…ありがとう海斗。」

「似合ってる、良かった。
あー…緊張した、まじ腹減ったわ」

「ふふ、ありがとうね。ご飯食べよ!ケーキもある」

「まじ?着替えてくるわ」


海斗が部屋に入り私もご飯の支度を再開する

キッチンの電気が反射し光るクリスマスプレゼントに

思わず笑みが溢れた

センパイ。〜Christmas day〜→←・



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2020年12月10日 18時

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