Sweet Memories (ページ18)

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「…そういうこと。
ちょっとでもサプライズしたいじゃん
でも全く連絡見てなかったのはごめんね？」

隣に座り顔を覗き込む

「俺の方こそ気付かなかった…ごめんなさい
でもありがとう、めちゃくちゃ嬉しい。
はー…まさか、あのせんぱいからチョコレート
もらえる日がくるなんてさー見てるか？高校の俺」

「ほんと、まさか＂中村くん＂に
チョコレート作る日がくるなんてね？」

「ね、食べていい？」

そう言いながらもう箱を開け始めていて

「…んまい、めちゃくちゃ美味しい
ありがとう、Aさん……おいで」

もぐもぐとケーキを食べたあと
海人くんが両手を広げる

そっと腕の中に入ると、強く抱きしめられた

「…俺、ほんとこどもだね
隠し事されてるってふてくされてさ」

「ほんと昔からこどもで困っちゃう
…だけどそこがなんだかんだで好き、だよ」

そう言って顔を上げ短くキスをする

「…甘」

ほんのりと感じるチョコレートの味に
思わずぽつりとつぶやく

「…もっと甘くしてあげる」

そう言って深く深く海人くんの唇が重なった

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