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立ち上がった海斗に一気に視線が集中する


「海斗どうしたの?」


海斗のママが不思議そうに見上げる


「あ、えと…母さんと父さんに話があって。
あと、Aのパパママにも。」


私もそっと立ち上がり、海斗のセーターの裾を掴む


「俺、Aと付き合ってる。
いや、お付き合いさせていただいてます」

「…もうすぐで1年になるんだけど、
やっぱり直接伝えたいよねって海斗となって、
このタイミングに…遅くなってごめんなさい」


2人で頭を下げたあと恐る恐る顔を上げると

4人ともニヤニヤして私のお母さんが口を開く


「海斗くん…!やっと通じたのね!!!」

「海斗やったな〜
うちの娘、鈍感だから苦労すると思ってたんだよ」

「え。お母さんお父さん、」

「Aのパパママ気付いてたんすか……」

顔を赤くして海斗が俯く

「気付いてたも何もどう見ても
海斗はAちゃんのこと好きだったじゃない」

「俺ですらなんとなく気付いてたぞ」

「ちょ、母さんたちまでやめて恥ずかしい」


海斗どんだけバレバレなの、と思ったと同時に
それだけ好きでいてくれたのに気付かない
自分の鈍感さに思わず笑いが込み上げる


「Aまで笑うなよ…
とにかく、付き合ってるので改めて
これからもよろしくお願いします」


終始笑いに溢れた報告になったけれど、
私達らしいねとまた笑い合った

・→←ライラックの花束を 2



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2020年12月10日 18時

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