ハンサムな君に (ページ32)

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宮近side

「夕方終わりで次の日グループ単位でオフって久しぶりじゃね？
みんなでご飯いこーよ！」

事務所での打ち合わせが終わるなり、元太が口を開く

「いいね！！！行こう！！」

元太と肩を組んで歩く松倉に続いて次々とメンバーが同意する

「ちゃかは？どうする？」

黙ってる俺に気付いた如恵留が俺に声をかけた

「…あ、俺は、」

「ちゃかはねえ～今日、華金なの。華金。だから来れないって、ざーんねん」

確実に面白がった顔をした海人が俺の代わりに答える

「なんだそれ！超楽しそうじゃん！また今度行こ！」

「元太、華金の意味分かってる？」

「いや分かってない！漢字も浮かばん！」

如恵留の問いかけに答える元太にわかってねーのかよ！とメンバーが次々に突っ込む

「海人、なんかありがと」

「何が？ついでに店教えてくれてもいいんだよ？
俺たちもそこで"華金"するから」

「前言撤回。」

そういうと独特な笑い声をあげる

気付けば時計は7時を指していた

Aちゃんに会えるまであと少し。