灰被り【宮侑】

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早朝4時＿＿こんな中途半端な時間に目を覚ましたのはいつぶりか。


昨日の会話の影響をもろに受けた、おかしな夢を見た。



あそこで捕まっていたらどうなっていたんだろう。


綺麗な服に身を包んだ宮侑と、制服の私。

これじゃあ、なんの話だかもわからないじゃないか。



外はまだ薄暗い。

もう一度寝ようと布団を頭まですっぽり被る。


心臓の音がやけに聞こえて 私の眠りを邪魔してきた。




＿＿シンデレラにはなれないよ。



その言葉が 私の想いに蓋をしているのだから。


シンデレラになる権利がある だなんて言わないでほしいかな。



もうちょっと、あとちょっとだけでいい。

君の隣にいさせて。



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