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彼との出会いは高校二年生の頃のことだったか。
気づいたら隣に彼がいて、学食に行くにも移動教室にも必ず彼が一緒だった。
私と彼はハッピーセットみたいに括られて、なんでもない仲なのに何故か誤解されることもあった。
でも、私はいつもそれを嘘だと笑い飛ばした。
「英太くん、次体育だよね」
「おう、ちょっと待ってろ。今行く」
「男子って校庭でしょ。サッカーなんてよくやるよね」
「そうか? 動くのって楽しいから俺は好きだけどな」
どちらかと言えば友達でしかなかったのだろう。
その関係に名前をつけたとしても、私達はきっとそこから離れることも近づくこともできない。
そう思っていたのは私だけで、どうやら英太くんは違ったみたいだけれど。
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つくね(プロフ) - コメント失礼致します!モノクロさんの書かれる小説が大好きなので、今回モノクロさんのオシャレな文体で推しの瀬見さんが読めて本当に嬉しいです…!これからも素敵な小説を期待しております、執筆頑張って下さい! (2018年11月5日 22時) (レス) id: 51dd67607c (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ(プロフ) - 黒波さん» コメントありがとうございます!チッスチッス!この後のことは物語の二人のみぞ知る、みたいな感じにしたかった……。黒波氏の性癖に合うような小説を書けてよかったです!本当にありがとう!! (2018年10月27日 18時) (レス) id: 2266d5aa5e (このIDを非表示/違反報告)
黒波(プロフ) - コメント失礼します!チッス!今回もハチャメチャにものちゃんワールドが展開されていて性癖ドストライクでした。これからを連想させるような書き方をするものさんの作品が好きです。 (2018年10月27日 17時) (レス) id: 8d17606e29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モノクロ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年10月27日 12時