7話 ページ9
ー翌朝ー
「ーーーで、ここがこうなってーーー」
入学して二日目だが、雄英といっても所詮“普通科”。
やることは普段と何も変わらない。
強いて凄いと言えば、教師がプロヒーローというところなのだろうか。
『(私にも…個性があれば…)』
“今頃はヒーロー科なのかな…”
どんなに願っても手に入らない力を望んでも無駄なことだとは分かっている。
けれど“個性”が当たり前のこの世界では何故自分にはないのだろうかと考えてしまう。
そんなないものねだりを毎日おもってしまう。
『(こんな事でへこたれてたらダメだ！頑張るって決めたのに！)』
そう思いまだ始まったばかりの一日に気合いを入れ直したのだった。
「……」
そんなAを見ている視線に気付くことはなく、午前の授業が進んでいく。
ーお昼休み･食堂ー
「立花さん、何食べるー？」
『そうだなー、悩む〜！』
学食食堂で今日はご飯を食べようと思いクラスメイトの友達と何を食べるか悩んでいた。(何せクックヒーロー、ランチラッシュのご飯はめちゃくちゃ美味しいって聞いたからだ。)
すると隣にいた友達が急に青い顔をして、
「ねぇ、あの人さっきから立花さんの事見てるけど知り合い？すっごい顔が怖いんだけど……」
『え？』
そう言われてその言われた方向を見てみると怖い顔してこっちを見ている人物が。
そう、昔遊んでいたもう一人、爆豪勝己だ。
勝己はこちらが自身の存在に気づいたと分かり怖い顔のままこちらに歩み寄ってくる。正直私も怖い。
「わ、私、今日は別の人と食べるねー！」
こちらに勝己が来ると分かった友人は我先にと早足で何処かえと行ってしまった。
まぁ、誰だって勝己の怖い顔を見てしまったら逃げたくなる。
「おい、お前」
『久しぶりに会うのにお前って……』
「……やっぱり、Aか」
『そうだよ、かっちゃん。久しぶりだね、元気？』
久しぶりに会った勝己は不良みたいになってました。
昔はガキ大将みたいだったのに……。
「……お前しってたか？」
『ん？どうしたの？』
「………クソデクが個性を持って事だよ」
『……え？』
クソデクって言うのはきっと出久の事だろう。
しかし、出久は4歳になっても個性が発動しなく、病院に診断してもらって無個性と言われていたはず。
それは確かに私も勝己も知っている話だ。
『出久には……個性が出たんだね……』
この時少し出久が羨ましくて妬まし自分がいた。
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2代目ゆきだるま(プロフ) - こちらをご覧の皆様お久しぶりです。こちらに書いている小説の主です。こちらの垢ログインができなくなりまた一からの新しい公開をしていこうと思います！（だから名前もにだいめ！）ぜひそちらの方にて応援お願い致します！ (2022年10月26日 21時) (
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レナナミル♪(プロフ) - 戦姫絶唱シンフォギア大好きでヒロアカも見てるのでこの作品大好きです！更新待ってます(＞▽＜)／ (2022年9月26日 23時) (レス) id: 147b0d638a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきだるま。 | 作成日時：2020年9月12日 15時
