3話 ページ5
月は流れ、Aは無事に雄英に合格でき、春からは立派な高校生になる。
今は同じ二課所属の先輩、雪音クリスの自宅でAの合格おめでとう会を開いている。
「なんで毎度あたしん家なんだあ？」
『いつもすみません、クリス先輩…』
「お前は謝らなくてもいいんだ！、そんな事より合格おめでとさん！」
『ありがとうございます。』
「本当、お姉ちゃん鼻が高くなるよーー！、Aおめでとうーー！」
響はそう言い、Aを思いっきり抱きしめ頭を撫でた。
「本当、響さんとAちゃんって姉妹なのに全然違う……」
「本当デース！」
「立花も少しはAを見習って見たらどうだ？」
「そうね、でも翼もAを見習ってみた方がいいんじゃない？」
「なっ！？」
「みんなー…」
同じ二課所属の仲間達、月詠調、暁月切歌、風鳴翼、マリア・カデンツァヴナ・イヴ達に散々の言われようで響は少し涙目になっていた。
「それにしたってどうして雄英なの？、私達には個性はない。シンフォギアだって任務以外では使えないじゃない。」
「それは私も気になっていたのだ、A。どうしてリディアンに入学しないんだ？」
リディアン女学院は表向きにはお嬢様学校なのだが、実は個性のない無個性の人達が多く通っている。
もちろん、Aには推薦だってあった。
だけれど、Aは諦められない夢があった。
『……確かに2人の言う通りです。でも私の友達に無個性でもヒーローになるって言っている友達が。だから私も自分の夢を簡単には諦めたくない、諦めきれないんです！』
「A……」
響はAがヒーローになりたがっているのを知っていた。
Aが4歳になっても個性が発現しなかったときはAは普段通りに振舞っていたが、いつも影では泣いていたのを響はみていた。
それに無個性でいじめられている事も。
「そ『へいき、へっちゃらだよ！』！！」
『そうでしょ？、姉さん！』
「そうだね、Aは私達がついているもんね！それに私達には歌がある！」
「変な所はほんと似てんだよなー、全く！」
「さぁー！、気を取直してパーティー再開しよーーーう！」
『うん！』
賑やかなパーティーはまだまだ終わらない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
2代目ゆきだるま(プロフ) - こちらをご覧の皆様お久しぶりです。こちらに書いている小説の主です。こちらの垢ログインができなくなりまた一からの新しい公開をしていこうと思います！（だから名前もにだいめ！）ぜひそちらの方にて応援お願い致します！ (2022年10月26日 21時) (
レス) id: ccbed1e0fc (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 戦姫絶唱シンフォギア大好きでヒロアカも見てるのでこの作品大好きです！更新待ってます(＞▽＜)／ (2022年9月26日 23時) (レス) id: 147b0d638a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきだるま。 | 作成日時：2020年9月12日 15時
