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松倉side
「ほんと?よかった…それでね、」
「うん」
「その…ちょっと待ってね、緊張するな」
「全然!ゆっくりで大丈夫だよ」
恥ずかしそうにしている目の前の彼女を見て
振り向いてもらえず一生幼馴染としてしか
関わることができないのなら
こうやって、自分を好きだと思ってくれている子と
付き合って自分も徐々に好きになった方が
幸せなんじゃないかとたまにふと考える
「私、その…委員会の時から
ずっと松倉くんが好きでした。
もし松倉くん好きな人とかいなかったら
付き合って欲しいなって思って…急にごめんね」
多分いまここでYESと言えば
モヤモヤと苦しくなることも
無くなるんだろうなと思いながらも
やっぱりこんな時でさえも頭に浮かぶのは
Aの笑顔で
「…ごめん、俺好きな人いて。でも、ありがとう。」
この子みたいに
俺も勇気を持って言えたらなと思いつつ
その場を後にした
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2020年11月19日 11時