罪×愛×罰

★6.守るべき時 ページ7

〈與side〉



與「ほな。行ってくるな…。」



ベットで気持ち良さそうに寝ているAの髪を撫でて仕事に向かう。




朝が弱いAを無理矢理起こそうとは思わん。








〜楽屋〜



與「おはようさん。」




楽屋のドアを開けた瞬間に感じた“ピリ”っと張りつめた空気。





直也くんと宇野ちゃん。それと千晃と秀太。




楽屋には4人が居て。いつも遅刻してくる西島と日高がいない。





浦「3人の問題って言いたいとこだけど。



そうも行かないと思う。



とりあえず西島が来てから……。」





千晃と秀太を目の前にして直也くんが困った顔をしている。






與「どないしたんや？」





宇野ちゃんに近づいて出来るだけ小さい声。





宇「直也くん。昨日、千晃と秀太が一緒に居るところを見たらしくて……。




なんか、嫌な予感がして二人のことつけたみたいなんだけど。」






西島と千晃の交際はメンバー公認で。





千晃は西島以外の男メンとプライベートで二人っきりになることまずない。





宇「秀太のマンションに二人で入っていって。



今朝、直也くんがマネージャーと確認に行ったら仲良く二人で寝てたって……。」





千晃と秀太が………浮気？







末「３人じゃ話にならない。



西島の浮気相手。



オレと千晃を責めるなら。西島にも全部吐いてもらわないと。」





……………。もう、知っとんたんか。Aの存在。






宇「なんか、ややこしいことに……。」





與「Aは悪くない。」

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