罪×愛×罰

★37.こっちはオレが ページ38

〈與side〉




與「なぁ？西島？




このままやとまた、居なくなるで？」






Aと千晃がキッチンに消えてくのを確認しながら。






Aは千晃が何とかしてくれるはずや。





オレは西島を何とかせんとならん。






西「やっとちゃんと恋人になれたのにAが居なくなるわけ……。」







與「せやけど…あいつはそう言うやつなんや。




西島の声が出えへんようになったんは。千晃と別れたからで。




その原因を作ったんは自分で。




そうやって責めとるや。口には出さんけどな。」







西「そんな。




どうしたらちゃんと…。」








昔から自分を犠牲にするんが得意なんやAは。





そして、他人よりも自分を悪もんにする。







與「ちゃんと１から説明してやれ。




今はただ直也くんがかけた言葉の鎖で繋がっとるけど。




そう持たんと思うで？」








あとは任せるしかないんや。





結局、西島やのうてオレが兄貴見たいやないか。








浦「なら、今日は解散にするか!!」







日「よくわからないけど。がんばれ。」







宇「そうそう。あの子、逃しても千晃は戻ってこないし!!」







末「オレの負け。




とりあえず早く千晃戻して!!帰れないから。」







與「と言うわけや。」






西島には敵わへんわ。





Aにも…

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