罪×愛×罰

★27.気持ちを ページ28

〈あなたside〉



あ「ご飯にしますか？



それとも………。お風呂？お義兄ちゃん？」





出来るだけ明るく。出来るだけ笑顔で……。






リビングのカーペットの上に腰を下ろした隆弘が





西「こ。…こ。」





出てるか出てないかわからないようなガラガラ声で足の間を指差す。






西「は…やく。




すわ……っ…て？」






見てて辛くて。唇を噛みながら大人しく足と足の間に座る。







後ろからぎゅっーーーって抱きしめて







あ「千晃さんに悪いよ。



ホントなら………。」







この役目は千晃さんであたしなんかじゃない。






西「わ…か……れた。」







あたしのせい。やっぱり、あたしが隆弘と関係をもったから。






マネージャーさんにさっき言われた言葉が耳に甦る。






『大切な人を失ったみたいなの。』






声が出るまでここにいるね…。






あとはまた考える……。






今は寂しくて、あたしを必要としてれるなら。






責めてもの罪滅ぼし。





そばに居させて。






あたしもちゃんと自分の気持ち考えるから。

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